ご挨拶
改めましてこの場でご挨拶させていただきます。全日本パルクール連盟代表荒本英世です。これまで広島のパルクール団体parkourHiroshima代表としてパルクールの普及、発展活動に長年従事して参りました。おかげさまで広島では全国初となるパルクール専用ジムの建設、福祉、教育団体との協力体制、世界大会の開催などパルクールと社会の繋がりを形とする取り組みを実現でき、私たちがパルクールを通して学び獲得したものを還元できる基盤が確立しつつあります。
このたびの連盟を設立は、これまで私たちの団体や私自身が得たパルクールからの恩恵、知識、経験を再現可能な形で全国の同志とより発展させていくことができないかとの思いからです。パルクールという文化自体まだ若く、そこには自由な風土と若者の熱意を受け止める柔軟性があるからこそ、それを具体的な形にし社会に認められ永続していくものとする受け皿が必要だと考えています。
これまで私が心を通わせ、志を共にできると確信したパルクール実践者は皆自分と向き合い、日々の実践と成長を喜びとする健全で自立した心身の持ち主ばかりでした。一人でも成し遂げる気概を持つ顔と名前を明らかにした各地方のコミュニティ代表者とそこに集まるパルクールを愛する方々。地域の特性とそこで醸成された文化に敬意をはらいながら、必要な時その力を持ち寄り、より大きな可能性に向き合い形にしていく未来、それが私の考える日本パルクール界の望ましい未来です。
正しく皆に良いことならばまず自分がする、本当に正しく皆に良いことであればそこに人が集まる。打算的な見返りを求めず、先駆者の誇りと名誉を糧に正しく良いことを続ける。この思いを絶やさず、責任者、代表者としての使命を全うして参ります。今後とも何卒よろしくお願いいたします。